プロデューサーレター vol.1
Otherはじめまして!『Xross Stars』プロデューサーの久保です。
先日の新プロジェクト発表番組(アーカイブはこちら )にてお披露目した新作トレーディングカードゲーム『Xross Stars』(以下:クロスタ)の開発および運用を担当しています。
多くの方に支えていただき、ようやく自信を持ってこのプロダクトをお披露目できました。今作に登場するタレントのファンの皆さま、そしてカードゲームが好きな方々がどのような反応をくださるか、今からとても楽しみにしています。
初のプロデューサーレターとなる本レターでは、クロスタの成り立ちに加え、クロスタのコンセプト、今後の展開をお伝えいたします。後半で初公開カードもあるのでお楽しみに…!
■『Xross Stars』の成り立ち
この世界にはたくさんのエンタメコンテンツが溢れています。
そんな中、近年より大きな存在感を示しているのがVTuberやストリーマー、esportsといったコンテンツ。
中でも「Crazy Raccoon Cup」をはじめとした大会を中心に彼らの思い出となる瞬間、感情が動く瞬間をカードゲームに出来ないか、そんなことを考えて作り始めたのが『Xross Stars』です。
──日本チームが世界大会で活躍したあのシーン、応援していた推しチームが勝ったあの瞬間、そして思うようにいかなかったあの大会、推しが出たから見始めたけど気付いたらチームのファンになっていた。そして大会本番、勝敗に一喜一憂しながら感情を動かされる。
このレターを読んでいる方の中にはそんな体験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
自身もそうした経験があり、株式会社バーチャルエンターテイメントの掲げる「Move Emotion With Games(ゲームで感情を動かし、動かされよう。)」というビジョンに共感し、まだ当時1桁しか社員がいなかったバーチャルエンターテイメントに2022年2月にジョインしました。
その後様々な新規事業を担当する中で、Brave group子会社として株式会社Game&Co.を2023年12月に設立し、この度VTuber・ストリーマー・esports選手など、様々なタレントたちがカードとなって登場する新作トレーディングカードゲーム『Xross Stars』をCrazy Raccoonさんと共に発表させていただきました。
この新しいトレーディングカードゲームを「クロスタ」と名付けましたが、このプロジェクトを進めるにあたって様々な名前の候補がありました。
先日行ったプロジェクト発表番組では、主に「ぶいすぽっ!」と「Crazy Raccoon」が登場する旨をお伝えしましたが、それ以上に様々な人達を巻き込み、想像もつかない広がりを見せていこうと考えています。
そのためにも特定のIP名を名前には入れず、より多くの”スターたち”が”クロス”し広がっていくTCGとして『Xross Stars』と名付けました。
■『Xross Stars』のコンセプト
クロスタには、「ゲームに関わる人たちをつなぐハブになる」 という大きな目標があります。
クロスタをきっかけにオンラインでもオフラインでも話題が広がり、コミュニケーションの中心となる──それが私たちの目標です。
発表番組では 2022年1月のCrazy Raccoon Cupのワンシーンをカード化してご紹介しましたが、放送後すぐに SNS で話題にしてくださる方がいて、とても嬉しく拝見しました。
このほかにもユニークなカードを多数収録しています。新カード公開の際には「このシーンが元ネタかも」と探してみたり、そのシーンをまだ知らない方へ伝えるきっかけにしていただければ幸いです。
また、これからたくさんのタレントの方が参画していく予定ですが、タレントとファン、そしてファン同士の新たなつながりを生み出し、コミュニティのハブとなることも目指しています。
クロスタでは今後さまざまなイベントを開催し、それらを通じてクロスタならではのコミュニティをオンラインでもオフラインでも築いていきます。
クロスタは"コミュニケーションのハブ"でもあり、 “思い出のハブ” でもあります。タレントとファンの思い出のシーンを実物のカードに刻み、未来へ残していく──人々の活動から生まれた感情や思い出を形にし、次世代へ受け継ぐことは、VTuberやesportsのカルチャーに携わる私たちの使命だと考えています。
このようにクロスタがゲームに関わる人たちがつながり集まる “ハブ”になれるよう、開発・運営に取り組んでまいります。
■本格TCGとしての『Xross Stars』
また、クロスタはただのファングッズにとどまらず、競技性を備えた本格TCGとして長く運用していくことを目的に開発しています。
「誰でも気軽に遊べる分かりやすさ」を大前提としつつ、TCGのプレイヤーが競技として深くやり込める奥行きを実現するため、リードゲームデザイナーに八十岡翔太さん(TCGトッププロ/多数のタイトルを手がけるデザイナー)を迎え、ベテラン開発者や著名TCGの国際大会トップ層を集め開発チームを編成しました。
開発のメインテーマに掲げたのは「どのタレントのカードを使っても対戦を楽しめること」と「カジュアルと競技性の両立」でした。
どちらも非常に難易度の高いテーマでしたが、前述した優秀な開発チームと共に試行錯誤を重ね、「エースカード」や「クイックマッチ(※Bo1)とフルマッチ(※Bo3)ルール」といった要素を実装することで自信のある出来上がりになっています。
クロスタは好きなタレント4名のリーダーカードを使って戦うカードゲームです。
どのタレントのカードを使っても対戦を楽しめるよう、リーダーカードが持つパラメータ(HP,覚醒時効果,紐付きカード)の細かい差で、タレント同士の差が出来る限り少ない設計となっています。
あまりカードゲームに慣れ親しんでいない方は、自分の好きなタレント4名のリーダーカードと、それに紐付くカードさえ集めればデッキがほとんど組み上がり、クイックマッチという1ラウンド先取のルールでカジュアルに遊ぶことが出来ます。
一方でTCGをより深く遊びたい方は、リーダーに紐付いたカードよりもカードパワーの高い「エースカード」というカードを軸にデッキを構築し、フルマッチという2ラウンド先取のより奥深いルールで遊ぶことが出来ます。
この「エースカード」は50枚デッキのうち8枚まで入れることが出来る非常に強力なカードです。今回の記事ではそんなアーキタイプを形作る「エースカード」を1枚お披露目させていただきます。
- エースカード【Never Fall】
1コストで3枚カードをドローするという禁断の強さを持つエースカード。こういった強力な効果を持つエースカードを軸にデッキの個性が決まっていきます。
クロスタでは同名カードは4枚まで採用できます。8枚入れられるエースカードの枠には2種類4枚ずつ採用したり、4-2-2といった採用をしたり、これから公開される強力なエースカードを元に是非作ってみたいアーキタイプを考えてみてください。
そして8枚のエースカード以外の残り42枚については、好きなタレントに紐付いたカードと汎用的なカードを採用することでデッキが完成します。
この42枚の部分についてはもちろんベストな選択はあるものの、どのリーダーを採用しても大きな強さの差が出にくい設計になっているので、カジュアルに楽しみたい方は自分の採用したいリーダーの組み合わせからデッキを作成し、クロスタを楽しんでいただきたいです。
詳しいルールはまた追って公式Xや公式サイトでご紹介しますので、続報にご期待ください。
■今後の展開
最後に、今後のクロスタのロードマップをご案内します。
まずは全国各地で行う体験会からスタートし、第1弾リリース後も多彩なイベントを順次開催していきます。
11月頃には第1回となる公式イベントの開催を都内某所で予定しています。競技大会も今後も継続的に運用をしてまいりますので、続報をお待ち下さい。
また、第1弾ブースターパック「Luminous Daybreak」はぶいすぽっ!とCrazy Raccoonが中心ですが、第2弾ブースターパック以降は「この人も!?」と驚いていただけるようなタレントの参戦を予定しています。
新たなタレントの参戦は既に参画しているタレントとのストーリーを大事にした上で、クロスタをプレイする人がより多くより熱くなれるように進めていきます。
クロスタがより大きなムーブメントを起こせるよう、本格トレーディングカードゲームとして真摯に開発・運営を続け、皆さまと新たなカルチャーを築いていきますので、何卒よろしくお願いいたします。
“熱狂を、共に” 『Xross Stars』の続報、そして8月の正式リリースをお楽しみに!
Xross Starsプロデューサー
久保 敦俊